■気遣いのしすぎ・しなさすぎ

お互いに配慮して楽しもう

 気心の知れた相手だからこそ、予約・受付、準備、料理など、すべて相手に頼りっきり、なんてことはないだろうか。それでは、不満が爆発してしまうだろう。

 また、ソロキャンプでもないのに、相手を放っておいて、自分ですべてをこなしてしまうのもおすすめできない。筆者の場合、全く頼りにされないと悲しくなるのだが、そういう方はすくなくないのではないでは?

「なんで、1人で全部やってしまうの……」と不満の原因になり得るため、気軽に「少し手伝って」とお願いしたり、「これはどうすればいいと思う?」とコミュニケーションをとりつつキャンプを楽しむのがいいだろう。

 相手に気遣いすぎても、逆に気遣いしなさすぎてもNGなキャンプデート。お互いに役割を決め、時に助け合いながら「一緒に」キャンプの苦労も楽しさも味わうのが、カップルキャンプの醍醐味だ。

■お酒のコントロール

テンションが上がりがちなキャンプではお酒に注意

 キャンプでお酒を楽しむ方は多いだろうが、しっかりとしたコントロールが必要不可欠だ。二日酔い気味で、飲み過ぎを後悔した方は少なくないはないだろう。

 二日酔いより最悪なのが、お酒に飲まれた際の悪酔いだ。それが原因で喧嘩になったり、キャンプ場でのトラブルに発展することも…… 恋人以前に人としての信頼を失いかねないので、お酒類はあえて少なめに持っていくのが吉。

 また、季節に合わせたお酒を選ぶのは意外と大事だ。暖房アイテムがあるとはいえ、「キャンプ=ビール」というイメージで、冬キャンプにビールだけを持っていったところ、凍えそうになったのは悲しい思い出だ。

 暖かくなってきたとはいえ、春は夜間に気温が下がることもあるのでは?  キャンプデートで寒さ対策を怠ると、ムードもへったくれもないため、熱燗やホットワインを楽しむのもおすすめだ。

■険悪ポイントはうまくいかない時に起こりがち

お互いに助け合いながらキャンプを楽しもう

 今回紹介した、「気をつけるべき険悪ポイント」は、キャンプ場選び、ドライブ、お互いへの気遣い、お酒のコントロールなど、キャンプデートがうまくいかない時に起こりがちだ。しかし、うまくいかない時の対処法や険悪ポイントの原因を頭に入れておくだけで、スムーズにカップルキャンプを楽しめるのではないだろうか。

 一番ストレスなく存分に楽しめるのは、ソロキャンプかもしれない。それでも、パートナーとキャンプに行くのは「一緒に」楽しむためだろう。

 ぜひ「気をつけるべき険悪ポイント」を参考に、カップルキャンプを楽しんでみてはいかがだろうか。少し不便な環境で、お互いに助け合いながら過ごした時間は、きっとかけがえのない思い出になること間違いなし!