次はツツジの出番です

 桜、アセビに続いては、ツツジの季節がやってきます。

 西丹沢には、紫の花が美しいトウゴクミツバツツジだけでなく、真っ白な花を咲かせる希少なシロヤシオも自生しています。例年は連休明けから5月後半が見頃ですが、今年はだいぶ時期が早いようなのでよく調べてから出かけましょう。

ミツマタの花は3月が見頃
現在は枯れかけだが、それはそれで風情がある

 ちなみに、桜が咲く前は沢沿いでミツマタも楽しめます。

 現在は花が枯れかけた状態ですが、群生しているさまは圧巻。満開の時とは一味違う、風情溢れるこのくらいの佇まいを好むミツマタファンも多いそうです。

■季節に合わせて、徐々に標高を上げてみよう

徐々に斜面が柔らかな春色に

 まだ暑過ぎず、花や新緑が豊かで虫もいない4月、5月こそ、西丹沢エリアのベストシーズンではないでしょうか。

 西丹沢は畦ヶ丸山以外にも、花の楽しめる山が点在しています。標高が100m、200m違うと、花の見頃が少しズレるので、畦ヶ丸山を調べてみて見たい花が終わりそうだったら、周辺の少しだけ高い山を狙うのも手です。

新緑に包まれた沢歩きが気持ちのいい季節

 畦ヶ丸山の東側に位置する「西丹沢ビジターセンター」を起点にプランを組むのがおすすめです。駐車場、バス停、トイレ、水道、さらに周辺の自然について教えてもらえるビジターセンターが完備されています。

 岩が点在する沢筋などを通過するので、靴を含め、装備はしっかりとした登山装備が必要です。バスの本数が少ないので、余裕を持った山行計画を立ててお楽しみください。