■その6 家からの移動距離

 家からキャンプ場までの移動距離は、なるべく短時間に抑えたい。筆者も子どもを連れ、2時間ほどかかるキャンプ場へ向かったことがあるが、子どもたちは車内で飽きてしまい、到着時はぐったりしていたという経験もある。

 キャンプ場に向かう車内の過ごし方を考える必要もあるが、子どもと一緒のキャンプ場までの移動では、休憩も入れながら余裕を持ったスケジュールを組めるとよいだろう。移動距離もなるべく短時間に抑えるとよい。

■その7 近くのキャンプ帰りに寄りたいスポットがあるか(その土地ならではの食事や遊びなど)

 キャンプ最終日のチェックアウトは、10時〜11時に設けられているところが多い。キャンプ帰りに近くの食事や遊び場に寄れると、キャンプの撤収作業を終えてちょっと一息ついたり、地域の名所を訪れることで楽しみが増える。

 朝の忙しい時間帯の撤収作業は、疲れが出るところ。立ち寄りスポットは息抜きにもなるので、キャンプ計画時に親子で探してみてはいかがだろうか。

■その8 チェックイン・チェックアウトの時間の調整可能かどうか

 キャンプ場には「アーリーチェックイン」と「レイトチェックアウト」ができるところがある。追加料金を払えば通常よりも早くサイトに入れたり、遅く撤収できたりするものだ。

 筆者は子どものトイレや手洗いなどに時間をとられ、準備や撤収に時間がかかることがある。時間に追われ、チェックアウト時間ギリギリで荷物をとりあえず詰めることも少なくない。

 アーリーチェックインやレイトチェックアウトができるキャンプ場を選べば、余裕を持って準備や撤収作業ができるので、確認してみるとよいだろう。

■初めてのファミリーキャンプは、子どもが安心して楽しめる場所を!

 ファミリーキャンプ場は非日常が感じられたり、自分でできる体験がたくさんできる貴重な機会。紹介した視点に注目して、家族に合ったキャンプ場で楽しい思い出をぜひ作ってほしい。