■その3 セキュリティ対策がしっかり整っているか

 家族でのキャンプ場選びでは、山の中の自然あふれる場所で親も子も自然を満喫したいと思う人は多いだろう。夜のキャンプ場は暗く視界が狭まり、キャンプ中に子どもが迷子になる危険性も。筆者も、夕暮れ時に迷子が泣いて場内を歩く姿を見たことがある。

 自然を感じられるが、暗すぎるキャンプ場も注意が必要だ。筆者は、ふとした瞬間に視界から子どもの姿が見えなくなり、慌てた経験がある。

 危険な目に合わないように親が子どもから目を離さないのは大前提だが、キャンプ場のセキュリティ面もしっかりチェックしてほしい。「管理棟は何時まで開いているか」「キャンプ場自体に鍵がかかる場所か」「区画がきちんと定まっているか」など、ホームページを見たり問い合わせてみるとよいだろう。

 管理人が常駐しているか、川のすぐ近くにテントを張ることにならないかなど、もしものときのことを考えてキャンプ場を選ぶことを心がけてほしい。

■その4 お風呂やトイレなどの設備が整っているか

キャンプアンドキャビンズのトイレ写真(画像提供:キャンプアンドキャビンズホームページ)

 慣れていないキャンプ場でのお風呂やトイレのために、子どもの高さにあった設備があるキャンプ場を選ぶようにしよう。

 お風呂やトイレでは水道まで手が届かなかったり、トイレに子どもが座るために親の手助けが必要だと、子どもたちの自分でやろうとする気持ちを失わせてしまう。子ども目線に合った設備があると、親も子どももストレスなく過ごせるだろう。

 筆者の子どもは虫がいたり、衛生面を気にする様子があった。管理されていることが多いとは思うが、心配な場合はお風呂やトイレの衛生面を基準にキャンプ場を選んでもよいだろう。

■その5 サイトからの炊事場、トイレ、売店などの位置

キャンプアンドキャビンズでの管理棟、売店と隣の水遊び場(撮影:ちかっぱ)

 キャンプではよく使う炊事場やトイレ、売店。サイトからすぐ近くの距離にあると、子ども連れにはとても助かる。

 急な「トイレ」と言われることに対処できたり、売店や管理棟が近いと必要なものなどすぐに購入でき、子どもも一緒に行ける距離だと親も助かる。

 その半面、人通りが多くなり賑やかで子どもの寝る時間に影響する恐れもあるといったデメリットもある。気になる場合には、人通りが少ない、売店などから少し離れた場所を選ぼう。

 自分のサイトの目印にもなるので、サイトを選べる場合は近くを選ぶとよいだろう。