■山頂まで見渡せる登山道

 障害物がない草原の登山道では、山頂から登山道までがすべて見渡せるので、道に迷うことはないだろう。

視界をさえぎるものがない龍護峰登山道(撮影:野口宣存)
秋吉台山焼き後、新芽が芽吹く龍護峰登山道(撮影:野口宣存)

 ところで秋吉台では、毎年2月下旬に「秋吉台山焼き」が行われる。これは草原の維持、森林化防止、環境保全などの理由で行われる日本最大規模の野焼きだ。訪れたのはこの野焼きから1ヵ月程度経過した頃であったが、焼けた草原からはすでに新たな草が芽吹いていた。

龍護峰と御鉢山の分岐から御鉢山を望む(撮影:野口宣存)
御鉢山からの眺望(撮影:野口宣存)

 さて、登山道を進むと道が左右に分かれ、左が龍護峰、右が標高406mの御鉢山(おはちやま)だ。分岐から御鉢山山頂までは歩いて数分なので立ち寄った。ここからの景色も360度の秋吉台の絶景が広がり、満足度はかなり高い。続いて最終目的地の龍護峰も御鉢山から10分程度だ。

御鉢山から龍護峰を望む(撮影:野口宣存)
龍護峰からの眺望(撮影:野口宣存)

 龍護峰からの眺望はさすがに秋吉台最高峰だけあって、御鉢山以上の迫力があった。

龍護峰山頂は広場になっている(撮影:野口宣存)
龍護峰から秋吉台の外を望む眺望も素晴らしい(撮影:野口宣存)

 なお、登山口から御鉢山に立ち寄り、龍護峰山頂までの行程は、写真を撮るため頻繁に足を止めながら歩いても1時間程度であった。