■THE NORTH FACE(ザ•ノース•フェイス)「レクタング(キッズ)」​

THE NORTH FACEレクタングのキッズサイズは今時の小学生のニーズを詰め込んだナイスなアイテム(写真提供:THE NORTH FACE)

●参考価格:10,450円
●容量:17L
●カラー:ケルプタン、プライマリーグリーン、ブラック、スモーキーグレープ、TNFキャンプブラウン、スーパーソニックブルー

 普段使いとアウトドアシーン、どちらにも使いやすくデザインされたTHE NORTH FACEのレクタングキッズ。17Lと容量も大きすぎず小さすぎずちょうど良い。

 メインファスナーはガバッと大きく開く設計。サイドメッシュポケットも十分大きく、フロントポケットから本体内部にアクセスできる点もポイントが高い。内部にはタブレットを収納できるスペースもあり、今どきの小学生のニーズを詰め込んだ優れたアイテムだ。

■塾や友達とのお出かけ、普段使いの頻度が増す高学年におすすめのリュックは?(10〜12歳目安)

 10歳になる筆者の娘は、休日には家族と一緒にキャンプや登山を楽しんでいるが、リュック選びには、アウトドアより普段使いのシーンを重要視したいとの意見だ。

 高学年ともなると、友達とのお出かけや習い事、塾など、普段使いの頻度が増してくる。

 選ぶ際には、アウトドアに使える+勉強道具など重たいものを持ち歩くのに負担がないか、という視点で候補を絞っていった。

■KELTY(ケルティ)「ガールズ・デイパック」

KELTYガールズ・デイパック(15L)。遠足グッズはもちろん、文房具やアウター、防寒具など入れても余裕(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
内部には細かく整理して収納できるポケットがたくさん。10歳の娘はペンやハンカチ、救急セット、スケッチブックを入れている(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

●参考価格:10,450円
●容量:15L
●カラー:Black、Olive、Navy、Tan、Mustard、Caramel、Graphite、Sage、Mocha

 通称ティアドロップ型と呼ばれる三角形が特徴的な、KELTYのガールズ・デイパック。15Lと容量は小さめなので、気になるならサイズが大きい18Lのデイパックをおすすめする。

 本や文房具など重いものを入れても形が崩れず、背中にフィットするので重さを感じにくい。小学生〜大人になるまで長く使えるデザインと耐久性に一目惚れだ。

 難点はチェストベルトがついていないこと。アウトドアで使うなら後付けベルトを取り付けるなど工夫が必要だ。

■Coleman(コールマン)「WALKER25」

普段使い+アウトドア、マルチに使える優れもの(写真提供:Coleman)

●参考価格:6,981〜7,590円
●容量:25L
●カラー:ブラック、ブラックヘザー、ヘリンボーン、ネイビー、フォレストグリーン、コヨーテ、ボタニカル

 撥水加工、両サイド+縦型フロントポケット、鍵用コード付き、など機能面で申し分なく、普段使いにもアウトドアにもマルチに使える優れもの。内側にもポケットが多数あり、文房具やタブレットなどの収納ができる。容量25Lと大きめなので、1泊旅行程度なら十分対応できる。

■115cm男児と140cm女児が13Lと15Lのリュックを背負ってみた

身長115cm、THE NORTH FACEホットショットミニ(左・13L)と、KELTYガールズ・デイパック(右・15L)を背負った様子(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
身長140cm、THE NORTH FACEホットショットミニ(左・13L)と、KELTYガールズ・デイパック(右・15L)を背負った様子(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

■アウトドアブランドは機能面、耐久性で安心

安価なリュックは持ち手が破れたり、ショルダーがフィットせず重たく感じるなど、失敗に終わることも(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 我が家では、機能・容量など考慮しピックアップした中から、最終的に子ども自身に選んでもらった。自分で選ぶと愛着も湧くようで大事に使っている。

 安価なものは、破れたり、フィット感がなく重たく感じるなど、失敗と思うことも多かった。その点アウトドアブランドの商品は、耐久性や機能性で安心。デザインもユニセックスで、男女間での共有も可能。

 リュックに求めたい機能や容量は、使用するシーンや環境によっても変わってくるので、いろいろ見比べながらお気に入りのものを見つけてほしい。今回の記事が少しでも役立てば嬉しく思う。

キャンプを盛り上げるカードゲームやスケッチブックなど、子どもたちがそれぞれ自分のリュックに荷造りして楽しんでいる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)