■岩手・秋田県【八幡平|県境登山口】堂々たる岩手山が望める展望台

八幡平・県境登山口付近から望む岩手山(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 八幡平は岩手県と秋田県の県境に位置し、山頂付近まで車でアクセスできる。駐車場には展望台があり、そこからは岩手山が望める。岩手山は「南部片富士」とも呼ばれ、美しい山容、そして、堂々たるたたずまいは、まさに圧巻の景色である。

 八幡平には、湿原と湖沼をめぐるハイキングコースがある。夏季には、湿原に数多くの高山植物が咲き競い、お花見ハイキングが楽しめる。また、八幡平三大展望地(源太森、畚岳、茶臼岳)からも開けた展望の絶景が見られるので、登山で各所をめぐる縦走もおすすめである。

八幡平のハイキングルートから望むガマ沼と岩手山(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

八幡平へのアクセス方法
・マイカー
東北自動車道 松尾八幡平ICより約40分(約26㎞)
駐車料金:普通車500円
・公共交通機関
盛岡駅~八幡平山頂 八幡平自然散策バスで約1時間

■宮城・山形県【蔵王山|蔵王刈田岳山頂登山口】エメラルドグリーンに輝く御釜

蔵王刈田岳山頂登山口付近から見られる「蔵王の御釜」

蔵王刈田岳山頂登山口付近から望む山並み(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 宮城県と山形県、両県南部の県境に位置する蔵王山。山頂付近に駐車場があるため、車でのアクセスがしやすい。登山口付近からは周辺の山々が見渡せる好展望である。

 登山口から5分ほど歩くと、蔵王のシンボル「蔵王の御釜」が見られる。御釜はエメラルドグリーンに輝き、神秘的な景色を醸し出している。当日の気象条件や日の当たり具合によって御釜の見え方が異なるので、何度か足を運んでみると面白いだろう。

蔵王刈田岳山頂登山口へのアクセス方法
・マイカー
東北自動車道 白石ICより約1時間10分
※蔵王ハイラインの通行料:普通車550円
・公共交通機関
山形駅~かみのやま温泉駅 JR奥羽本線・米沢行乗車約15分
かみのやま温泉駅~刈田駐車場  シャトルバス
刈田駐車場~蔵王刈田リフト山頂駅 リフト乗車約8分
※リフト料金:往復750円

■東北の絶景登山口を訪れて散策や登山を楽しもう!

 東北における、絶景がみられる山の登山口を3つご紹介した。どの登山口も車でのアクセスがしやすいのが特徴だ。登山口付近には、散策できるハイキングルートもあるので、気軽に自然散策を楽しむとよいだろう。また、登山口だけでなく、山頂から望む景色も素晴らしいので、ぜひ登山にも挑戦してみてほしい。