大河ドラマ「どうする家康」ではさまざまな城が登場し、戦国時代の城にも注目が集まっている。SNS等では、CGで再現された清須城は本当にこんな感じだったのか? と歴史ファンの間で話題になっている。

 戦国武将や江戸時代のお殿様の城とはどんなものか? 戦乱や災害などが原因で、当時から天守が現存する城はわずか12しかない。なかでも徳川家とゆかりの深い松平氏が城主の松山城を紹介しよう。

■名城松山城へ登る3つの方法

オレンジ色の路面電車と松山城が見事に調和する愛媛県松山市(撮影:大善亨)

 

 松山城へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、JR松山駅から「道後温泉行き」市内電車で約10分、「大街道」下車徒歩5分、または松山空港から「路線番号52」伊予鉄バスで約40分、「ロープウェイ前」下車徒歩0分となっている。

 そこから、ロープウェイ乗り場からリフト(所要時間約6分)、またはロープウェイ(所要時間約3分)で山の8合目付近まで行くことができる。徒歩でも東雲口(しののめぐち)登城道と道が整備されており、体力に自信がある方は所要時間15〜20分で登れるので、のんびり目指すのも楽しい。

松山城を目指すリフト。心地良く快適に登れる(撮影:大善亨)

 松山城を目指す方法として筆者がおすすめするのはリフト。待ち時間も少なくゆらゆらとのんびり8合目付近を目指すことができ、効率良く松山城を散策することができる。

■松山城本丸内の売店で一休み

城山荘売店にて蛇口から愛媛みかんジュースを購入することができる(撮影:大善亨)

 松山城の天守を目指すには、縦に長い本丸をゆき、難攻不落と名高い城郭を歩んでいく必要がある。その前にトイレや小休憩を済ませておいた方がよいだろう。本丸にある城山荘売店では、蛇口から愛媛みかんジュースを購入することもできるので、旅の思い出に一杯飲んでいこう。