近年バンライフや車中泊、キャンピングカーの人気が急上昇し、興味を持つ人が増えている。週末だけの車中泊旅、車で暮らしながらの長期旅とスタイルもさまざまで、筆者も憧れを持っていた一人だ。

 しかも、日本ではなく、雄大な大自然の広がるヨーロッパでいろいろな国を訪問し、車で暮らしながら旅をするのが大きな夢だった。

 夢実現のため、夫婦で約4年間貯金、情報収集の準備期間を終え、2023年1月にヨーロッパでのキャンピングカー暮らしをスタートさせた。

 今回は海外での中古キャンピングカーの購入費や修理、カスタマイズにかかった初期費用を紹介する。
(※記事内の日本円は2023年3月1日時点、1ユーロ=約144円で計算)

■念願の海外仕様キャンピングカー購入

2人で生活していくには十分すぎるくらいの大きさのキャンピングカー(撮影:Dois de Nós)

 ヨーロッパでは昔からキャンピングカー文化が根付いており、新車から中古車まで幅広く販売店やディーラーが存在する。

 キャンピングカーの価格は新車であれば、メーカーやサイズにもよるが、大体5万ユーロから(約722万円)、中古であれば大体1万ユーロ(約144万円)から購入可能だ。

 筆者はコストを抑えるために、中古車を選択。イタリア、ミラノで車探しを開始し、数ある車の中から旅を共にする愛車に選んだのが、イタリア製のFIAT DUCATO「Roller Team(ローラーチーム)」Granduca 255モデルだ。2005年の車で少し古いが、内装や車の大きさなど全てに納得がいき、購入を決意した。全長670cm、全幅220cm、高さ270cmと少し大きいが、海外ではこのサイズが主流のようだ。

 気になるキャンピングカーの購入価格は2万5000ユーロ(約361万円)。このモデルの中古車相場価格で購入でき、古いが比較的きれいに使用されており、大満足だった。

車内はゆとりがあり、家と変わらないほどの快適さ(撮影:Dois de Nós)
コンパクトだが使い勝手がよいキッチン(撮影:Dois de Nós)

■忘れてはならない手数料や保険  

 車購入費用の他にも忘れてはならないのが、手数料や保険料だ。中古車購入のため、名義変更と保険に費用がかかった。

・名義変更費:320ユーロ(約4万6000円)
・保険料(1年間):445ユーロ(約6万4000円)