■安全、快適な旅に大切な修理、カスタマイズ費用 

安全に旅を始めるためにも、整備工場に預けた(撮影:Dois de Nós)

 約2〜3年間の車中泊旅の予定で、中古車ということもあり、旅を始める前に車の状態のチェックと、車で快適に暮らしていくカスタマイズをほどこすため、ミラノにあるキャンピングカー専用の整備工場に預けることに。

 車点検時に修理箇所がいくつか発覚し、予想以上に費用がかかってしまい、序盤から少し痛手だったが安全、快適な旅に必要な出費となった。

⚫︎修理費用

・車点検:350ユーロ (約5万円)
・ライト交換:150ユーロ(約2万1000円)
・ダンパー、サスペンション交換:700ユーロ(約10万1000円)

 カスタマイズとしては、夏の路面から雪道まで使用できるミシュランのオールシーズンタイヤへの交換、不慣れな大型車でも、安心して駐車するためのバックカメラ設置、リモートワークで使用するパソコンやカメラの充電のための電気を供給するサブバッテリー2つと、インバーター(車のDC12Vを家電なども使える220Vの電流に変換する装置)を取り付けてもらった。

 これで、消費電力の少ない家電であれば車内でも使えるようになり、快適に旅ができるようになった。

⚫︎カスタマイズ費用

・オールシーズンタイヤへの交換:1000ユーロ(約14万4000円)
・バックカメラ:500ユーロ(約7万2000円)
・サブバッテリー2個:600ユーロ(約8万6000円)
・インバーター700w:450ユーロ(約6万4000円)
・USB、コンセントの設置:70ユーロ(約1万1000円)

修理、カスタマイズ費用のトータル:3820ユーロ(約55万1000円)

車中泊で快適に過ごすためには、修理やカスタマイズは欠かせない(撮影:Dois de Nós)

■キャンピングカーに欠かせない必需品

レベラー、外部電源コンセント、給水ホース、12V掃除機など車中泊には欠かせないアイテム(撮影:Dois de Nós)

 車中泊で必要な生活必需品をゼロから揃えるとコストがかかるため、食器や調理器具は家で使ってた物を再利用した。

 新たに購入したのは、キャンピングカーには欠かせないアイテムや、車中泊に便利な折りたたみ式アイテムのみにした。

・給水ホース 30ユーロ(約4300円)
・外部電源コンセント 60ユーロ(約8600円)
・タイヤの下に敷き、車を水平にしてくれる「レベラー」30ユーロ(約4300円)
・12Vでも使える小型掃除機 20ユーロ(約2800円)
・小型ストーブ 50ユーロ(約7200円)
・シリコン折りたたみバケツ 14ユーロ(約2000円)
・シリコン折りたたみ水切りラック 17ユーロ(約2400円)

必需品購入費用トータル:221ユーロ(約3万1000円)

■海外でのキャンピングカーライフ初期費用のトータル 

キャンピングカーを購入したことで、海外の秘境スポットでもキャンプが可能に(撮影:Dois de Nós)

 中古キャンピングカー購入費、修理費、カスタマイズ費、その他費用を全て合計すると、トータル2万9806ユーロ(約430万円)となった。

 合計金額だけを見ると高いように感じるが、家と車を同時に購入し、そこで長期間暮らすと考えると妥当な価格ではないだろうか。

 もちろん車の種類や新車、中古車で金額は大きく変わってくる。筆者はなるべくコストを抑えつつも、快適に過ごすために必要な箇所にはこだわり、ヨーロッパで約430万円の初期費用でキャンピングカー旅をスタートできた。

 現在、筆者はイタリアに滞在中で、特に期限などは決めていないが、約2年間かけてゆっくりとヨーロッパを回っていく予定だ。有名観光地だけでなく、ガイドブックにも載っていないような大自然の絶景スポットをキャンピングカーで探索し、時間やルートに縛られない、自由気ままな旅を続けていきたい。

大理石の採石場として有名なイタリアのMount Sagro。ヨーロッパでの車中泊旅は絶景の雪山の景色も楽しめる(撮影:Dois de Nós)