■武田尾温泉元湯で温まろう

 武田尾温泉元湯は、裏廃線ハイクのスタート地点である足湯の対岸。赤いつり橋「武田尾橋」を通って、元湯までは450m、徒歩6分程度。元湯がある谷は、日当たりが悪く冬場は道が凍結する。転倒には気をつけよう。

武庫川渓谷沿いにある武田尾温泉の足湯(撮影:野口宣存)
武庫川渓谷沿いの谷の奥に、武田尾温泉元湯はある(撮影:野口宣存)

 なお、足湯から元湯までは、つり橋と元湯がある谷でさらに冷やされる。とことん冷やされた体を温泉で温めるが、最初は熱湯にしか感じられない。しかし徐々に体が温まってくるにつれ、なんとも言えぬ快感が襲ってくる。マッチポンプ、マッチポンプ。今回の企画は成功だ。

■武田尾温泉と武庫川渓谷裏廃線ハイクへの行き方

武田尾温泉と裏廃線ハイク道の簡単な地図(作成:野口宣存)

 冬場の武田尾は道が凍結することが多い。そのため、冬は電車で行くのがおすすめ。最寄り駅は、JR宝塚線の武田尾駅だ。

 駅から足湯までは450m、徒歩6分程度。足湯から裏廃線ハイクの突き当りのガードレールまでは約1.3km、ゆっくり歩いて片道20分程度だ。

 また、武田尾温泉元湯から武田尾駅までは600m、徒歩7分程度である。

 なお、裏廃線ハイクと武田尾温泉は、山奥でありながら駅近という好立地。しっかり冷えて、しっかり温泉で温まり、湯冷めする前に電車に乗って帰宅できるのが魅力だ。まだまだ寒い日は続く。ぜひマッチポンプしに武田尾温泉へ行ってみよう。

●武田尾温泉 足湯

・住所:〒669-1231 兵庫県宝塚市玉瀬

●武田尾温泉 元湯

・住所:〒669-1251 兵庫県西宮市塩瀬町名塩4205-1
・電話:080-4884-1876(11:00~17:00)

・URL:http://www.motoyu.com/

・注意事項:日帰り温泉の利用は事前に営業日の確認必須。2023年2月は営業日なし。

●JR武田尾駅

・住所:〒669-1231 兵庫県宝塚市玉瀬イヅリハ