空港内に入るのにはカートに載せて

ノートPC、スマホの充電器類、ヘルメット、上着などは持ち込み手荷物のトートバッグに移しておく。この日の合計は16kgだった

 輪行する際に前後輪を外すタイプの輪行バッグもあるが、飛行機輪行ならば前輪だけを外すタイプでもサイズ的には問題なく預けることができる。昔はタイヤの空気圧を前後輪とも抜かなくてはならなかったが、最近は気圧も調整してくれるらしく、そのままの空気圧でもOK。

 ボンベタイプのインフレーター(空気入れ)は預けられないので、工具バッグなどに入っていないか注意しよう。私はバイクパッキングのバッグ類は外しておくが、そのまま付けたまま輪行袋に収まるならたぶん入れられる。ヘルメットは傷つくのが嫌なので、機内持ち込みにしている。

 これらの注意点をふまえたら、あとは大型手荷物を受け付けてくれる特別な手荷物のカウンターで預けるだけ。重さを20㎏以下にしなくてはならないため、自転車の重量をあらかじめ自宅で測っておくといいだろう。私の自転車はいろいろとパーツが付いて12㎏くらいなので、それから逆算すると他の荷物を8㎏以内に収めなくてはならない。

自転車は「特別な手荷物」として、サーフボード、ゴルフバッグ、楽器などと一緒の扱いになる

 荷物をすべて預けたら身軽になるので、搭乗までにラウンジを利用してもいいし、搭乗口前でゆっくりコーヒーを飲むのもいい。飛行機に乗り込む前は、荷物をすべて預けた安堵と出発のワクワクで一番高揚する時間かもしれない。

<飛行機に自転車を預けるコツ まとめ>

・自転車を含めて荷物はトータル20kg以下にまとめる

・前輪だけを外すタイプでもサイズ的には問題なし

・タイヤの空気圧はそのままでもOK

・ボンベタイプのインフレーター(空気入れ)は預けられない

・バイクパッキングのバッグ類は輪行袋に収まるなら入れられる

・ヘルメットは傷つくので機内持ち込みに。

・大型手荷物を受け付けてくれる特別な手荷物のカウンターで預ける

・羽田空港に至るルートに注意。「徒歩」か「自転車」でルート検索しよう

いざ、「自転車と巡る旅」へ