■大倉山公園梅林
大倉山記念館から更に公園の奥へと進むと、木が植えられている庭園のような場所にたどり着いた。この場所が、これからの季節におすすめしたい大倉山公園梅林だ。
元々は東急電鉄によって乗客の誘致を目的に整備された梅林だったが、昭和末期に横浜市が東急から買収した。現在では20種類にも及ぶ梅の木が150本ほど見られる公園として再整備されている。
筆者が梅林を訪れたのは1月の中旬だったが、日当たりや品種などの条件があるのか、既に満開状態になっている木もあった。その他の品種も、つぼみの奥から色鮮やかな花が少しだけ顔を見せ始めている。2月から3月にかけて、見頃を迎えるのだろう。
大倉山公園梅林では、令和5年2月25日(土)と26日(日)に観梅会が開催される。もし訪れる際は、基本的な感染症対策を忘れないようにしよう。また、近隣には公園の敷地内も含めて駐車場はない。公共交通機関の利用が推奨される。
■大倉山の街の歴史が感じられる散策だった
今回訪れた大倉山公園では、駅名の由来となった地を訪れると街の歴史に触れることができた。都心からのアクセスもしやすく、梅の花が見頃を迎えるこれからの季節に、散策することをおすすめしたい。
●大倉山公園
住所:横浜市港北区大倉山2-10
電話:045-353-1166(横浜市環境創造局公園緑地部北部公園緑地事務所)
・東急東横線大倉山駅より徒歩7分