■2. 反射式の特徴

●メリット

反射式はストーブの前面が暖かくなるので向きや置き方によって温まり方に違いが出る

・体の芯から暖まる

 燃焼部の奥に広がる反射板のおかげで、ストーブの正面側が集中的に暖かくなる。そのため、真冬のキャンプでも体の芯からポカポカだ。

・スペースを有効活用できる

 正面を暖める反射式ストーブは、後方(背面)に熱を持たない。そのため、テントの端っこに寄せてストーブを置けるので、内部スペースを有効活用できる。

・比較的安い

 対流式ストーブに比べて、比較的安価なのが嬉しいポイントだ。小さいタイプなら、7000円前後で購入できる。そんなにお金を掛けたくない人におすすめ。筆者もその一人だ。

●デメリット

・持運び性能が劣る

 持運び性能は、対流式に比べると劣る部分がある。取手がストーブの左右についているため、両手が塞がってしまうからだ。対流式は片手で持てる取手がついていることを思うと、若干不便に感じる。また、タンクとストーブが分かれているため、灯油漏れのリスクが高い。とはいえ、灯油を使い切るか、しっかり抜いたうえで運搬すれば問題ない。