■3. 対流式の特徴
それではもう少し掘り下げて、両者のメリット・デメリットにわけて見ていこう。
●メリット
・持ち運びに向いている
対流式石油ストーブは持ち手がついているため、運搬がしやすい。また、灯油タンクと一体型になっていることが多く、反射式と比べて灯油が漏れにくい構造となっている。そのため、車内での灯油漏れリスクが減ると考えていいだろう。
・広いテントを全体的に暖める
対流式の一番のメリットは、広いテントを効率的に暖められることだ。空気の対流により全体を暖めるため、真冬のテント内も問題なく暖まる。テントの真ん中にストーブを置いて、みんなで囲い調理したり温まりながらキャンプができる。
・おしゃれ
対流式の石油ストーブは、何か惹かれるデザインをしている。アラジンやトヨトミなど、置いておくだけでもかっこいいストーブが多い。対流式石油ストーブのアンティーク調な味わいはインスタも映えしやすい。
●デメリット
・置き場所が限られる
360度全体に熱が放射されるため、置き場所が限られる。テントの隅っこに置いておくと、熱でテントを傷つけてしまう恐れがあるためだ。そのため、壁側から少し離して置かないといけないため、スペースが取られてしまう。
・価格が少し高い
お洒落なデザインが多いことに加えて、広いテント内全体を暖められる分、値段も少し高い傾向にある。安い買い物では無いので慎重に選ぼう。
●どんな人におすすめ?
対流式石油ストーブが向いている人は以下があげられる。
・広めのテントを使っている
・ストーブをみんなで囲いたい
・おしゃれなストーブがいい
少々値段は高めだが、これらに当てはまる方は「対流式」がおすすめだ。