■トレイルランニングの装備 〜推奨品〜
必携品に続き、これを持っていたら便利だという推奨品について紹介する。人によってはこれはいる、いらないと変わってくると思いうので、自分に必要なギアを徐々に見分けていこう。
●ウィンドシェル
山頂で一休みする時、風が強い時など、肌寒い際に重宝する。軽量でコンパクトなモデルが便利だ。
●グローブ
寒い時や雨の時などは防寒として必須になる。手の保護も担う。グローブは色々な機能や種類(防水タイプ、撥水加工、滑り止め付き、フィンガーレスなど)があり、とても迷う。
最近では、コスパ最強として人気なのが「テムレス」という手袋で、元々は農業用に使われていたが山でも使いやすいということで、よく使われている。
●サングラス
目の保護として使用する。植生限界を超えた場所では直射日光が強いので、あると良いだろう。ファッションとしての側面もあり、モチベーションを上げるアイテムの一つでもある。
●キャップ
頭部の保護や日焼け止め、汗止めなどのために使用する。種類は、キャップ型やハット型、サンバイザー型、バンダナ型などがある。
ツバ付きのキャップの特徴は、ツバの部分が短く、トレイルでも目線の上部を見やすいように工夫されている。ファッション的な要素もあり、自分のお気に入りのキャップを見つけてほしい。
●日焼け止め
ウォータープルーフ(汗でもとれにくい)のものを選ぼう。山の上に1日中いることになるので、かなり日焼けする。日焼けは疲労にもつながるため、対策が必要だ。
●笛(ファーストエイド)
遭難した際の緊急時に使用したり、熊などの野生生物への回避などに使用する。
●モバイルバッテリー
スマホの充電に使用する。山での使用は電波状況が悪い箇所もあり、急激にバッテリーを消費する場合がある。緊急時や、マップを確認したいときにスマホの充電が切れていた…… となってしまうと非常に危険だ。電子機器は便利だが、バックアップも考えておく必要がある。
これ以外にも、推奨品は人によってさまざまだ。自分に必要なものを見分ける、取捨選択することで、自身のスキルアップにもつながる。
■必要な装備品を揃えて安全に山を楽しもう
山に入る上で、その山の特徴を事前の計画段階でよく調べておこう。山に応じて必要な装備品は異なってくる。しっかりと装備品を整えて、安全にトレイルランニングを楽しもう。