■スキーと共に発展した歴史あるスノーエリア

 新潟県妙高市と長野県野沢温泉村、栄村、山ノ内町、飯山市、飯綱町、信濃町、中野市の県を横断した9市町村が密集するこのエリアを「信越自然郷」と呼ぶ。

 斑尾山や妙高山、飯縄山などの名峰に囲まれ、日本海から流れる冷たい低気圧の影響でたくさんの雪の恩恵を受けるこのエリアは、スキーとの関係が深い。日本にスキーが伝わった1911年の翌年に飯山・野沢温泉で滑走記録が残る。大衆スポーツとして国内に広まると同時に、斑尾、志賀高原、赤倉・妙高などはスキーリゾートとして発展を遂げた。

 ニセコや白馬のような広大な斜面がないが、日本らしい樹々が生い茂った森林の中を滑る「ツリーラン」ができるとあり、海外のマニアなスキー・スノーボーダーはこの地を訪れる。

 山が多いゆえに温泉が多いのも魅力。野沢温泉をはじめ、関温泉や赤倉温泉など、各地に特徴的な名湯が存在する。「温泉に浸かってゆっくりとリゾートを滞在したい」そんな人にうってつけのスノーエリアだ。

■信越の魅力

新潟県と長野県にまたがって形成される信越自然郷エリア

1. 豊富な積雪量と自然環境
 積雪量が豊富で新雪、深雪、春雪などの雪質をブナやカラマツなど日本らしい森林地帯のなかで滑れる。
2. スキーありきの地域文化
 スキーの歴史が深く、野沢温泉、斑尾、妙高、志賀高原などのスノーリゾートでは、趣ある宿が点在する。
3. 日本文化が色濃く残る
 古き良き民宿や神社仏閣、温泉が多い地域。お米、酒、野沢菜など農村地域の豊かな日本食文化が楽しめる。
4. 豊富な積雪があり、スキー場が集まる
 代表的な志賀高原、野沢温泉などをはじめとした大小あわせて35 もあるスキー場の集積エリア。

■信越の食

●漬物など保存食が美味

野沢菜漬けは野沢温泉の代表的な食べ物

 雪解け水を活かした農作物(お米・アスパラ・キノコ)をはじめ、雪国の保存食であった、「野沢菜漬け」や「かんずり」などの郷土食がある。地域で採れた食材を旅館や民宿で提供している。また、地元の酒蔵では日本酒や地ビールも人気。

とうがらしを冬に雪さらしを行って作る「かんずり」は万能調味料

■伝統や文化 

●スキーの発展、教育に力を入れ、名スキーヤーも多数輩出する

日本情緒に溢れた野沢温泉の温泉街

 100年以上の歴史をもつスキー倶楽部が各地域で存続しており、スキー文化の発展に貢献している。学校ではスキー授業があり、どの小学校~高校でも、スキー部が設けられている。その甲斐あってか、全国大会優勝の常連校として名を連ねる学校が多い。