■「ミドルレイヤー」はベストが動きやすい

暖かい時間帯はアウターを着ず、ベストだけのスタイルもあり(撮影:村澤彩代)

 ミドルレイヤーは、アウターの中に着るもの。暖かい空気の層をつくり出し、保温するのが役割だ。着込むことになるミドルレイヤーは、いかに動きやすく、体を暖かくできるかがポイント。それを叶えてくれるのが重ね着もしやすいダウンベストだ。

街中でもダウンを着込むスタイルをよく見かける(撮影:村澤彩代)

 最近ではカジュアルファッションとしても、インナーダウンをコートの中に着るスタイルがよく見られるようになった。アウトドアでも、インナーダウンをミドルレイヤーにすることで暖かさを保持でき、おしゃれさもアップする。

 ミリタリーカラーは、ホワイトやブラックなど定番のカラーと相性がよく、アウトドアでもタウンユースでもかっこよく着こなせるだろう。

軽くて暖かいフリースは、ミドルレイヤーとしても優秀(撮影:村澤彩代)

 また、フリース素材も暖かく着心地がよくておすすめ。伸縮性もあり、アウターの下に着ても比較的動きやすいだろう。襟やフードがついているものを選べば、首元や顔まわりもより暖かくなる。

■「アウターレイヤー」は外気から身を守るウエアを

アウトレイヤーは、防風・防水素材がおすすめ(撮影:村澤彩代)

 アウトドアでは、自然の雨や風、雪などを防げるものがベスト。アウトドアのアウターレイヤーには、撥水加工が施されているものや防風性が高いものがよい。

ポケットの数が多いと、何かと便利(撮影:村澤彩代)

 アウトドアジャケットなら、収納力があるものや使いやすい機能が搭載されているものが多い。ポケットの中がフリース素材になっているタイプは、手を入れた時にも暖かい。また、背中部分の裾が長くなっているタイプもあり、しゃがんだときにも背中からの冷えを防げる。

 また、アウター類は着込むことを想定して作られているために、オーバーサイズの場合が多い。スッキリとした着こなしにしたい人は、ワンサイズ下げてもよいだろう。

フリース素材のアウターは、防寒性を高めたタイプを選ぶのがおすすめ(撮影:村澤彩代)

 フリースは、アウトドアでもクラシカルな雰囲気を出せるのでおすすめだ。ただ、フリース素材は基本的に通気性がよいため、選ぶときには防風性のあるものを選択しよう。

■上手なレイヤリングでアウトドアでも暖かく過ごそう

おしゃれなアウトドアファッションは、タウンユースにも強い(撮影:村澤彩代)

 シーンに応じた機能的なレイヤーを着込むことで、防寒対策はしっかりできる。寒い時期でもアウトドアを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてほしい。