■ティップランでアオリイカを釣るための方法とは？
ティップランに関しては日中の釣り（デイゲーム）と、夜の釣り（ナイトティップラン）とに分かれる。まず基本となるデイゲームでのティップランを前提として話を進めたい。
① エギを落とす
② エギを海底に着底させる
③ 4から10回程度しゃくってエギにアクションを加える
④ エギをピタリと止める
⑤ 5から10秒止めたままアタリを待つ
⑥ アタリが無ければ再度エギを落とす（②に戻る）
ここでアオリイカのヒットがあるのは④～⑤のエギを止めたとき。水中で止まっているエギをアオリイカが「抱く」のだ。
■ティップランでアタリはどう出る？ ヒット後の巻き方は？
エギをステイしているときにアオリイカがエギにアタックすると、軽く曲げている状態の穂先（ティップ）がさらに曲がりこむか、テンションが抜けて真っすぐになる。
仲：「アオリイカがエギにアタックしてきたとき、触腕と呼ばれる餌取り足で捕まえるような動きをします。すると水中でエギが動いてラインが張ったり緩んだりするんです。その情報が竿先だけに現れるので、竿先を軽く曲げておかないとアタリが分かりません」。
穂先が動いたらすぐさまロッドを立ててアワセをいれよう。手元に「コンコン」と言うような魚のような感覚はまず伝わってこない。穂先の動きを目で見てアタリを取るのがティップラン最大の特徴なのだ。
ロッドに重みが乗ったらアオリイカが掛かっている証拠。ハンドルをゆっくり巻き続けてテンションを保ちながら水面まで浮かせる。
竿を上下させるポンピングをすると、アオリイカをバラしてしまうので、一定のテンションをかけながら竿を曲げたままリールを巻くのがポイントだ。
仲「ごく基本的な部分をお話しさせていただきましたが、追求していくと非常に奥の深い釣りです。この記事公開の頃にはティップランのシーズン終盤となっていると思いますが、まずは基本的な釣り方を知っていただいて、ぜひともティップランに挑戦してみてください」。
