■荷室が長い or 低い車種

 アウトドアにおける車の向き不向きは、荷室の広さだけでは決まらない。車体が小さなコンパクトカーや軽自動車でも運転席以外の座席をフラットにできれば、マウンテンバイクやサーフボードなどの長い荷物を運ぶことができる。

 荷室については、開口部の地上高にも着目したい。重い荷物の出し入れをする際は、荷物を持ち上げなくて済む、荷室の低い車種が便利だ。アウトドアに人気のSUVは、意外なことにこのポイントで不利な車種が多い。

ホンダ オデッセイの荷室は重い荷物の出し入れも楽にできる低さだ(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 荷室の利便性に力を入れているのが、軽自動車のスーパーハイトワゴンだ。特にホンダのN-BOXは荷室の入り口がスロープになっているタイプも存在する。ノーマルのタイプでも地上高が47cmと、他社の車種と比較しても非常に低いことが特徴。ホンダで言えば新車は終売となっているが、オデッセイも開口部の地上高が低めの設定だ。

■自分に合った1台を見つけよう!

 今回紹介した特徴を参考にして好みの1台を探す楽しさは、アウトドアギアを選ぶ際の楽しみにも通じている。自分の用途にマッチした車種を見つけ出せれば、アウトドアレジャーがもっと楽しくなるだろう。