秋が深まり、紅葉の見頃を迎えたところ、散り出しているところ、様々だと思いますが、今年の色づきはいかがでしょう?
大手旅行サイト「じゃらんnet」の「おすすめ紅葉スポットランキング」で、2020年以来、毎年日本一にも選ばれているのが長野県箕輪町(みのわまち)の「箕輪ダム」、通称「もみじ湖」へ訪れてみました。紅葉のピーク自体は過ぎていますが、見どころの一つ、落ち葉の絨毯が今年も見事に仕上がっていました。
■マイカー規制終了も賑わいの続く“もみじ湖”
先週末でマイカー規制が解除されたばかりのもみじ湖周辺ですが、平日にも関わらず県内外からの車が次々と訪れていました。駐車場は限られていますが、常駐する町の観光ボランティアガイド(赤いスタッフジャンパーが目印)が、丁寧に誘導してくれているおかげで渋滞もなくスムーズに流れています。観光客に丁寧に対応し、案内してくれている姿が頼もしいです。
賑わってはいますが、程よい混み具合で、もみじ湖上流にあるスポット「もみじのトンネル」「散策路」などをゆっくりと散策できました。
■ピークを過ぎた今が真骨頂!?
一帯には約1万2000本の“もみじ”、主にイロハモミジが植えられていています。ピークは過ぎていますが、まだ色づいた葉も多く残っています。谷を抜ける風が吹くたびに、ひらひらと舞い落ちる葉に“侘び寂び”を感じてしまうのは日本人のDNAでしょう。
赤や黄色、散った葉がいたるところに散りばめられた落ち葉の絨毯。踏むのがためらわれるくらい儚げな美しさです。
午後の遅い時間になると谷間で西日を受けた紅葉が燃えるように輝いています。一方で陰った斜面の紅葉は、しっとりと落ち着いた雰囲気で艶やかなグラデーションを見せてくれ、どちらも魅力的で甲乙つけがたいです。