■日本最大の高層湿原「サロベツ湿原」

ラムサール条約にも登録されている「サロベツ湿原」

 オロロンラインの国道106号から車で10分ほど東に進むと、日本一の高層湿原と呼ばれる「サロベツ湿原」にたどり着く。世界的に重要な湿地としてラムサール条約にも登録されているサロベツ湿原は、東京ドーム約1400個分の6700haの広さを誇る。日本国内の湿原では3番目に広く、高層湿原としては日本最大の規模だ。

 サロベツ湿原では木道を歩きながら湿原内を散策できるだけでなく、「サロベツ湿原センター」で湿原の成り立ちや生息する動物や花々などについて、詳しく知ることができる。

青々とした緑が広がる夏のサロベツ湿原
黄金のススキが揺れる秋のサロベツ湿原

 春から夏にかけては色とりどりの花々や青々とした草原、秋には黄金色の草紅葉、冬には真っ白な雪景色など季節によって異なる顔を持つのも魅力の一つ。どの時期に訪れても、新しい発見があるだろう。タイミングによっては、珍しい渡り鳥の渡来も見られるかもしれない。

・サロベツ湿原センター
住所:北海道天塩郡豊富町上サロベツ8662番地
営業時間: 5〜10月 9:00~17:00(休館日なし)、11〜4月 10:00~16:00(月曜、12/29〜1/3休館)
料金:無料

URL:http://sarobetsu.or.jp/swc/

■【MAP】サロベツ湿原センター付近