■砥峰高原の注意事項

砥峰高原入口の注意書(撮影:野口宣存)
砥峰高原の山の天気は変わりやすい。この日も晴れたり曇ったり小雨が降ったりと天気が不安定だった(撮影:野口宣存)

 砥峰高原で気をつけたいことを、3つ紹介しよう。

 1つ目は気象だ。標高800~900m地帯の山間部であるため、砥峰高原は平地と比べて気温が低い。10月でもダウンコートが必要だったりする。

 また、山なので天気が変わりやすい。天気予報が晴れでも、山の上では雨が降っていることもある。したがって雨対策もしておいたほうがよいだろう。

 2つ目は野生動物だ。砥峰高原にはキツネやタヌキなどのかわいい生き物も生息するが、蛇や蜂などの危険生物もいる。

 なかでも特に怖いのは熊だ。とのみね自然交流館の方は何度か熊に遭遇したことがあるそうで、「軽自動車でも簡単にひっくり返せそうな体格で、恐怖で足が震えた」とのことだ。

 したがって砥峰高原を訪れる際は、念のため熊鈴などを携帯しておいたほうがよいだろう。

  3つ目はマナーだ。砥峰高原の入り口には注意事項が書かれており、散策道と木道以外は立入禁止である。そして煙草も含めて火気厳禁。

 ススキの草原なので失火すれば、他の観光客をも巻き込む大惨事になりかねない。

■砥峰高原への行き方

砥峰高原駐車場にある砥峰高原の道標(撮影:野口宣存)

 砥峰高原へは、車での来訪をおすすめする。

 行き方は、播但自動車道神崎南ICから兵庫県道8号を西へ約2kmほど進み、踏切を渡って右折し、兵庫県道404号に入る。

 兵庫県道404号を約8kmほど北上し、橋を渡った五差路を左折し、兵庫県道39号に入る。そこから道なりに約10km走ると砥峰高原だ。

 駐車場代は、車が500円、バイクは200円となっている。

 なお繁忙期には、1日に3000人以上の観光客が訪れる砥峰高原。一番込み合うときは6km以上の車の渋滞が発生するとのことだ。そのため時間に余裕をもって訪れたい。

●砥峰高原

・住所:〒679-3104 兵庫県神崎郡神河町川上

・URL:https://www.kamikawa-navi.jp/guide/spot/795

●とのみね自然交流館

・住所:〒679-3104 兵庫県神崎郡神河町川上801−12

・電話:0790-31-8100

・URL:https://www.kamikawa-navi.jp/guide/spot/2218