■海に沈む夕日はまるで絵画! サンセットは見逃せない

夕暮れどき、辺りが茜色に染まりはじめる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 秋の林崎松江海岸の見どころといえば、海に沈む夕日。秋が深まるにつれ、夕日の沈む位置が海にせり出してくる。水平線に沈んでいく夕日は、まるで絵画のようだ。茜色の光の粒をたたえた波が、砂浜に打ち寄せる光景も美しい。

拾った流木と松葉で焚き火の準備万端(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 日の入り時間の約1時間前には、焚き火の用意を始めたいところ。薪を持参して長時間の焚き火を楽しむのもよいが、軽い食事と湯を沸かす程度なら、ビーチに流れ着いた流木でも事足りる。松林の松葉や松ぼっくりを集めておけば、天然の着火剤に。

■今どきレアな、焚き火ができる公営ビーチ

駅前のコンビニで購入したお酒を、焚き火で温める(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 日が沈んだ後は、焚き火をしばし満喫したい。京阪神で人気の高い須磨海岸も火気厳禁とあって、焚き火ができるビーチ自体が貴重な昨今、林崎松江海岸ではぜひ焚き火を味わい尽くしていただきたい。

 おすすめは、駅前のコンビニで購入した焼き鳥の缶詰とボトル缶入り日本酒をちびちびやりつつ、直火OKなチゲ鍋(うどん入り)を温めた簡易ディナー。焚き火のはぜる音を聞き、揺れる炎を眺めながら飲むお酒は格別だ。コンビニ冷食も、特別感のあるご馳走へと大変身。ミニマムな装備で、いとも簡単に非日常を味わえてしまう。

絶景を眺めながらのお酒は格別(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
林崎松江海岸のように、公に焚き火ができて夕陽が眺められるスポットは少ない(撮影:ブラボーマウンテン編集部)