■サンドウィッチマンの伊達ちゃんも絶賛!「三角定義あぶらあげ」

 続いて「三角定義あぶらあげ」を食べに行きます。定義(じょうぎ)とは仙台市にある地名で、図形などを描く時に使う、三角定規とは全く別物でありました。あぶらあげを楽しめる「定義とうふ店」は、仙台駅から車で約1時間の場所にあり、定義如来西方寺の門前通りにあります。

 「定義とうふ店」は、定義如来様へ精進料理用の豆腐製造をするために明治23年に創業されました。大豆と天然にがりを使用し、お豆腐や三角定義あぶらあげなど、昔ながらの手づくり豆腐を提供し続けています。あぶらあげは、ゴールデンウィークなど多い時にはなんと1日1万枚売れるという人気ぶりです。

定義如来西方寺の門前通りにある「定義とうふ店」
「定義とうふ店」の前で三角形を作る

●たくさんのサインがある店内

 店内にはずらりと有名人のサインが飾られています。サンドウィッチマンさんはもちろん、フィギュアスケート選手の羽生結弦さん、俳優の水谷豊さんなどなど。広い厨房はガラス張りで外からも良く見える作りで、大量のあぶらあげをスタッフの方が丁寧に揚げていました。

たくさんのサインが飾られた店内
大量のあぶらあげを揚げているのが見えます

●実食レポート

 入店するとカウンターの奥にいるおばちゃんが「はーいどうぞ、何枚?」と声をかけてくれます。あぶらあげは1枚130円。紙皿に乗せられた揚げたてのあぶらあげをその場で受け取って席につきます。各テーブルにはお醤油、七味、にんにく七味のボトルが3本並んでいて、そちらを自由に使います。

広々とした店内。屋外にもテーブル席があります
ニンニク入りの七味とお醤油をかけて頂きます

 まず一口食べると、揚げたての油がじゅわ〜と口に広がります。外側がほどよくサクッとしていて、中身がしっとりしています。ニンニクの効いた七味とお醤油が凄く合っていて完成されています。油の風味がほんのり甘くあぶらあげにとてもマッチしていました。美味しい美味しいと言いながらあっという間に完食。お世辞ではなく、人生で食べたあぶらあげの中で一番美味しかったです。後で気付きましたが、予めおあげに穴を開けてお醤油を垂らしても良さそうですね。

肉厚なあぶらあげの断面(食べかけでスミマセン)