■見どころの一つは様相異なるさまざまな滝

巨大な滝壺が印象的な「堂倉滝(どうくらだき)」

 大台ヶ原の見どころの一つが、美しい渓谷に流れるさまざまな滝。大台ヶ原は、屋久島と並ぶ日本で最も雨量が多い場所だ。年間降雨量は5000mmとなり、平均的な都市の約4倍にあたると言われている。

崩落地の間を流れる「光滝(ひかりだき)
150mの落差が圧巻の「ニコニコ滝(にこにこだき)」
大杉渓谷登山口近くにある「六十尋滝(ろくじゅっぴろたき)」
無名の滝ですら迫力がある

 そんな雨が多い大台ヶ原だからこそ、迫力のある滝を望むことができる。滝によって様相が大きく異なり、天候によって水の量も変わるため、訪れるたびに雰囲気が違う滝が見られるのも魅力の一つだ。