冬キャンプを快適に過ごすためにはストーブは欠かせない。ストーブは燃料によって違い、キャンプでは主に薪、灯油、カセットガスを燃料としているストーブが主流。このほかにも電気ストーブがあり、電源のあるサイト、またはポータブル電源で使用可能。

 薪ストーブは、一番暖かく炎が揺れる様子を見れるので雰囲気がいい。石油ストーブは手軽さと暖かさがちょうどよくコスパも良い。カセットガスストーブは、この中で最も手軽なストーブといえる。電源のあるサイトを使用しない筆者は、電気ストーブの使用はまだないが、電源があれば最も安全で使いやすいはず。筆者が実際に使用経験のある各ストーブのメリット、デメリットを解説。シーズン前に特徴を理解し、冬キャンプに挑んでほしい。

■ストーブの種類

 キャンプでよく使われるのが、薪ストーブ、石油ストーブ、カセットガスストーブ。暖かさは薪ストーブが一番火力が強く、石油ストーブ、カセットガスストーブの順番になる。用途によって使い分けることができる。

■薪ストーブ

薪ストーブは雰囲気があるので特に人気(撮影:堀田篤史)

 キャンプストーブの中で雰囲気抜群なのが薪ストーブ。人気商品は毎年シーズン前に完売してしまうほど。SNSでも映えるキャンプアイテムとして投稿も多い。

 薪ストーブのメリットは、サウナテントでも使われるほどの暖かさがあること。暖房範囲は広く約20畳ほどあるので、火力は抜群。天板を利用すれば調理もできるので、汎用性のあるキャンプ道具といえる。

 燃料が薪なので、キャンプ場で売っているから調達は簡単だが、ストーブの燃料としては高価だ。

 また、テント内で使用するならしっかり換気しないと一酸化炭素中毒になる可能性があるので注意が必要。

薪ストーブの特徴
・ダントツの暖かさ
・薪が燃えているのを見られるので、焚き火同様の魅力がある
・調理ができる