近年のアウトドアブームの後押しもあり、根強い人気の車中泊。興味はあるが、何を持っていったらいいのかわからない方も多いだろう。

 本記事では「まだ何も用意していない」という初心者におすすめの、車中泊にあると便利なアイテムを紹介する。

■車中泊にあると便利なアイテム12選!

 これまで数多くの車中泊を、ゆるく経験してきた筆者がおすすめする「車中泊にあると便利なアイテム」は、手軽に揃えられるものばかり。

 手作り、100均、プチプラなど、安価で入手できる装備なので、車中泊初心者の方はぜひ参考にしてほしい。

■快眠に欠かせないマットレス

筆者が実際に使用する3つ折りタイプのウレタンマット

 寝袋は単体ではなく、「マットレス」とセットで使用することで、より快眠が得られる。マットレスには、三つ折りや六つ折りのウレタンマット、空気で膨らませる車中泊に特化したマットなどがある。筆者は3000円ほどのものを愛用している。

 ご自身の車のサイズ、積載スペースに合わせて選んでほしい。もしサイズが合わなければ、カバー生地の糸をほどき、中のウレタンをカット。縫い合わせるのが苦手な場合は、100均の布用ボンドで止めてもOK。

■暖かく寝られるシュラフ(寝袋)

マミー型シュラフ。フルフラットにすれば2名で眠れる普通乗用車も増えてきた

 寝袋にくるまれるだけで気分はもうアウトドア!  寝袋は「シュラフ」と呼ばれ、「封筒型」と「マミー(ミイラ)型」に分類される。封筒型のほうが安価だが、マミー型のほうが体にフィットするので温かい。

 値段はピンキリだが安ければ1000円台。安価なものでも、車中泊ならシュラフを重ねたり、電気毛布を入れたりすることで低温にも堪えられる。

■実は安価にDIYできる目隠し(カーテン)

筆者は段ボールで手作り。これでどんな車種でもピッタリの目隠しが作れる

 車内で寝床の次に重要なのが、目隠し(カーテン)。昼間は気付かれにくいが、夜、車内で明かりがついていると外部から丸見えになってしまう。取り付け方は、吸盤、マグネット、カーテンレール型などがある。

 車種専用の目隠しも市販されているが、自分で型を作って段ボールと100均の断熱シートを組み合わせれば、安価にピッタリのものがDIYできる。