バッタバタの準備を終えて、なんとか2022年の営業がはじまりました。

 が、8月はスタッフ全員(と、言っても3人ですが)コロナに感染してしまい、山小屋は休業となりました。初年度の営業は、スタート直後から次から次へとハプニングが盛りだくさんです。

■ヘリコプターの荷上げは年に一回限り。荷上げできないと、なにもはじまらない!

一気に運ばれる荷物たち。狭いスペースも物ともしない運転が頼もしい!

 営業開始直前の7月のこと、光岳の麓にある川根本町には、食材や燃料、太陽熱温水機、太陽光パネルなどが続々と集まってきた。あとは、ヘリの荷上げ当日に間に合うよう、荷を組んでいく。とても重さを計れない大きなものは事前に重量を聞き、段ボールに入ったものは一つひとつ重さを計り、吊り上げた時のバランスをイメージしながら積んでいく。雨の心配をよそに、天気はカンカン照り。連日の猛暑でクタクタだ。毎日、水シャワーで汗を流した。

荷物置き場として借りた川根本町の敷地。普段は茶箱工房の作業場。この日の気温は38℃

 食材の荷も組み終えたのだけれど、川根本町の最高気温が38℃を記録する、というニュースを目にして心配になり、一旦荷を解いて日の当たらない場所へと移動させた。食材は日持ちするものを選んではいるけれど、さすがに暑すぎだ。ヘリが飛ぶ当日には、全ての荷を再び完成させておかないといけないけれど、腐ったものを小屋に上げるわけにもいかないし……。

 雨の心配ばかりしていたけど、まさかこんなに暑さに悩まされるとは思ってもいなかった。

■1日遅れてヘリが飛んだ!

夕焼けがきれいだ。明日も良い天気になって、無事にヘリが飛ばせそう

 川根本町の天気は申し分なかったけれど、手配していたヘリが他の山小屋への荷上げが終わっていなかったため、1日遅れで荷上げをしてもらうことになった。

 ヘリがやってくるのに合わせて、前日の夕方に食料の荷を組み直す。昼間は暑すぎるから、日が傾いてから荷造りをはじめた。川根本町に住む友人達や役場の方が、都合をつけて集まってきてくれた。荷物を置いてある場所から隣の敷地には、町のリフトで移動させる。わたしは運転ができないけれど、手伝いに飛んできてくれた地元山岳会の石川さんが狭いスペースでパレットに積み上げられた荷物を器用に運んでいく。

 一つひとつが、たくさんの皆さんのサポートのおかげで成り立っていて、嬉しくて、ありがたくて、頑張らないとな! という気持ち。

 山小屋をやるのは自分だけれど、へこたれそうになるたびに、一緒になって汗をかいて、関わってくれる方々に何度もパワーをもらう。