YouTubeを中心に「徒歩キャンパー」の需要が高まっており、じわじわと徒歩キャンパーインフルエンサーの人気が出ている。

 限られた荷物をリュックで背負い、場合によってはキャリーで運ぶ。少ない本数のバスや地方電車などの公共交通機関を使って、重い荷物を運ぶ徒歩キャンプにどんな魅力があるのか。今回は、徒歩キャンプならではの4つの魅力と注意点について解説する。

■魅力1. キャンプ場に着くだけで達成感が味わえる

キャンプ場にたどり着くだけで達成感が味わえる

 車でのキャンプだと目的地についてからが楽しいキャンプのはじまりだが、徒歩キャンプの場合はそこから違う。

 徒歩キャンプでは電車やバスを乗り継いだり、ときには山道を登ったりする。キャンプ場に着く頃には体力を消耗しているが、それも一興。たどり着くだけで達成感が味わえるのだ。「キャンプ場までの道のりを楽しむ旅」と「キャンプ」の両方を楽しめる。

■魅力2. 公共交通機関だからこそ、街並みと名物を堪能できる

 公共交通機関だからこその景色やお店を楽しむことができる。人里離れたキャンプ場を目指すのであれば、1時間に1本のワンマン電車に乗ることもあるだろう。車窓からの景色は、車で行くキャンプとはひと味違ったものになる。

 また、駅周辺の食べ歩きや街並みを楽しむこともできるのも徒歩キャンプの魅力だ。車では、駐車場の有無などを気にしなくてはいけないが、徒歩キャンプであれば自由だ。

■魅力3. 渋滞などのリスク回避ができる

ソロキャンプであればなおさら時間を自由に使える

 徒歩キャンプであれば、交通渋滞を気にせず緻密な予定を立てることができる。キャンプ場のチェックイン時刻はもちろん、道中に立ち寄る店を決めたり、ランチを予約することだってできてしまう。だが、地方は電車やバスの本数が少ないことが多いため、乗り遅れには注意しよう。

■魅力4. いつでもお酒が飲める

徒歩ならば少し足を延ばして繁華街によることもできる

 お酒好きには徒歩キャンプを強くおすすめしたい。道中や昼食、朝の片付けの時でも飲みたいときにお酒が飲める。

 例えば、デイキャンプの場合、車で行くと帰りが飲酒運転になってしまうためお酒が飲めない。グループキャンプであれば運転手だけ飲めないので、他の人も気を使うことになってしまう。徒歩キャンプの場合はこれらを気にする必要はなくなる。