灼熱感が漂うくろんど園地の外周をぐるりと廻る

 いよいよ、くろんど園地に入ります。

 ここからは3年前、コロナ禍に敢えてスタートしたトレイルランニングロングディスタンス周回レース「くろんど輪舞曲(ロンド) Over The Limit」のコースをトレースします。このレースは、真夏に1周8.4kmを最高21周し、180km完走を目指すハードなもので、いまだ完走者は5名のみ。一番距離が短いクラスでも60kmと、普段はサクっと歩けるはずの里山トレイルが過酷なトレイルに変貌する3日間なのです。

「くろんど輪舞曲(ロンド) Over The Limit」Day
「くろんど輪舞曲(ロンド)Over The Limit」Night

 次に草原広場を目指します。

 この広場には以前、木製のアスレチックジムがあったのですが老朽化で撤去され、今は正真正銘の草原だけの広場に……。ここから短い階段を上り青空が眩しい山道に入ります。

草原広場にはまだ木陰も!
脇道の親子きのこが応援

「やまごえの路」を一気に下って水舞台、ボルダー岩横を登って森エリアへ

 登り切った先に下りが待ってるのは、大きな山も里山も同じ。上まで出たらやまごえの路を越えずに、水舞台と呼ばれる景勝スポットに向かいます。このエリアには、ボルダリングを楽しむ方も多い外岩が鎮座しています。

水舞台は、森の演舞が始まりそうな舞台をイメージさせる
ボルダー岩の横階段を進む
走りやすいシングルトラックを進み、手付かずの自然が広がる森エリアに

くろんど園地から少し外れて、交野の秘境「森エリア」へ

 続いて、くろんど園地周辺のわかりやすいコースとは雰囲気が一変する森エリアへ。谷に向かって一気に下る山道は、湿気も多くぬかるんだ土で、さっきまでの乾いた山道とは異なり足をとられる石ころもゴロゴロ。

 個人的には、この手付かず感が大好きで、生い繁る樹々の間から覗く青空と太陽を見上げてしまいます。*初級者やお子さん連れの方は、くろんど園地までで切り上げるのも選択肢です。

大阪府民の森「くろんど園地」とは空気が変わる手付かずの山道
湿気が増してくる土路
岩がゴロゴロの道も里山の違った側面を見せてくれる
樹々の間から覗く青空と太陽