■清流の美山川で育った「天然アユ」
美山町では地元を流れる清流「美山川」で育った天然のアユが有名。毎年、釣り客でにぎわい、豊かな味わいを求めて訪れる観光客も多い。
全国各地の河川で捕れたアユの食べ比べで競う「清流めぐり利き鮎会」で、準グランプリを5回受賞するなど評価は高く、身の締まりや味が良いことで知られている。
今年は5月28日にアユ釣りが解禁され、9月ごろまで町内の宿泊施設や飲食店など13ヵ所でアユ料理が味わえる。塩焼きをはじめ、天ぷらやみそ焼き、「セゴシ」と呼ばれる刺し身などで食べるのが一般的。他にも多彩に調理される。この時期の観光でぜひ味わいたい逸品だ。
南丹市の「かやぶきの里」や日本の原風景は、いい意味でカルチャーショックを受ける。そして、気球や園部城跡、日吉ダム、天然アユといった観光や食文化がうまく交わり、大きな魅力を生み出している。
そんな南丹市は緑が美しく輝く夏に訪れるのが最適だ。今回は夏の旅を紹介したが、どの季節に訪れても自然のままの表情で迎えてくれる。