■涼しくなったら『ガレージキャンプ』や『カーキャンプ』もあり

 

 朝晩の外気温が少し涼しくなってくるとガレージや車庫も絶好のスポット。周囲に音が漏れにくく、外の音も聞こえにくい。趣味の詰まったガレージなら、自分のお気に入りのギアやバイクなどを眺めながらお酒を飲んでゆっくりした時間を楽しむのもよい。

キャンピングカーでなくても、寝るスペースが確保できれば問題ない

 いつも乗っている車の中で就寝するのも楽しいだろう。筆者も車の荷台で寝袋にくるまって天体観測をし、蚊帳を被せてそのまま就寝。明るくなるのを感じて目覚められ、気持ちのよい朝を迎えられた。

■おうちキャンプの注意点

⚫️ランタンはLEDがベスト

利便性のよいLEDランタンは、ファミリーキャンプでも必須

 屋内でのガソリンランタンは危険なのでNG。家の中でこぼしてしまうとにおいが取れなかったり、引火し家事の危険性もある。たとえ屋外で行う場合でも、安全面を考えればLEDランタンがベストだ。

 LEDランタンは安全かつ便利で、非常時にも役立つ。ファミリーは特にリアルキャンプでも使いやすいため持っておくと便利だろう。

⚫️シングルバーナーはあまり使用しない

 ひっくり返ってしまう危険性の高いシングルバーナーは、ガソリンランタンと同様、家の中やベランダなどでは危ない。調理はなるべくキッチンで行い、できたものを持っていくとよい。

安定性の高いカセットコンロなら、比較的安心

 もしお庭などで調理したい場合は、カセットコンロを使うと心配が少ないだろう。

⚫️周囲に迷惑をかけない

 おうちキャンプは文字通り家でするもの。もちろん周囲は、普段の生活をしているため、リアルキャンプのように炭火で焼いたりバーベキューをしたりなどの行為は迷惑になる。

 火の粉が飛んで火事になる可能性もあり、おうちキャンプでは火を極力使わないようにした方がよいだろう。どうしてもBBQがしたい場合は、室内でホットプレートで行うと煙が少なく、においも最小限に抑えられる。

 また、夜まで騒いだり、音のボリュームにも注意。就寝時間は人それぞれなので、特に夜は大きな音や声などは出さないようにしよう。

■おうちのいろいろな場所でキャンプを楽しもう!

扇風機やプロジェクターなどを持ち込めば、夜風を感じながらしっぽりした時間を過ごせる

 リアルキャンプと比べても注意する点は多いが、気をつければ気軽に楽しめるおうちキャンプ。今日はお部屋、今度はベランダなど、おうちのあらゆるところでキャンプしても違った雰囲気を楽しめるだろう。ぜひ家族の楽しい思い出に、おうちキャンプをプラスしてみてはいかがだろうか。