■さっぱり味で高たんぱくのクジラ料理
日本人は太古の昔からクジラを食べてきた民族で、太地町では永年にわたってクジラの食文化が伝承されてきた。捕鯨規制などの影響で、近年は国内におけるクジラ食の文化は薄れつつあるものの、太地町ではクジラ肉にふれる機会はまだまだ多く、町内の飲食店などで食べることができる。また、食料品店や土産店などでも販売されている。
低カロリー、低脂肪、さっぱりした味わいが特徴で、代表的な食べ方は刺し身、竜田揚げ、ハリハリ鍋など。なかでも、刺身は地元の料理人たちのおすすめだという。
道の駅などでは、刺し身などの代表的な加工品に加え、クジラベーコンやコロ(皮の部分)なども販売されている。
「クジラのジャンプがいっぱい見れたね!」と、目を輝かせながら話す子どもの表情を見て「太地町観光に来て本当に良かった」と感じた。
クジラが近くを泳ぐシーンも、シーカヤックから見た飛び跳ねる姿も、そしてショーで賢く演技する愛らしさも全て初めての体験だった。
「クジラのことをもっと知りたい」という気持ちになるのはきっと、子どもだけではないはず。太地町で過ごした時間は一生の思い出になる。