■歩きやすい道! けれど油断は禁物! 高山であることを忘れずに
八方池まではトレッキングコースとして登山道整備も行き届き、植生保護などの観点から木道部分も多い。だが、歩きやすい木道も足を滑らせると転倒時のダメージが大きい。大きめの石がゴロゴロしている箇所もある。石は比較的安定しているが、躓いたり足を捻ったりなどのリスクもある。
前述したように地面は蛇紋岩で構成されているのだが、これが滑りやすい。しっかりした足元(靴)で、余裕をもって歩きたい。
この区間は日差しを遮るものがない。紫外線対策を怠らず、曇っていても熱中症のリスクが十分にあることを忘れずに。夏の午後は悪天候になりやすく、雷の発生率も高い。アプローチが手軽なので忘れがちだが、そこは2,000mの尾根の上だ。ひとたび天気が荒れ出すと逃げ場がない。自分の身を守る装備はしっかりと整えて楽しい山歩きを!