■釣った魚はすぐに触らせない
待ちに待った魚を釣ったとき、子どもは喜んで触ろうとするが、釣り針があるので危険だ。刺さると抜けにくいうえに、衛生面もよくない。釣れたらまず大人が魚を確認し、釣り針をとってからどのように魚に触れればよいのかを教えるといいだろう。
アイゴやゴンズイ、オコゼなど素手で触ると危険な魚がいるので注意が必要だ。また、フグも体内に毒があるので子どもには触らせず、大人も念の為手袋で対処しよう。
■安全な場所でも子どもから目を離さない
初めての釣りは好奇心の強い子どもの格好の遊び場。目に映るもの全てが新鮮で、いつもよりはしゃいでしまう。滑ってころんだり、他人の釣りの邪魔をすることもあるため、横につき添うことが大事。
釣り場は、柵のあるところもあるが基本的に危険な場所。子どもは泳いでいる魚を見ようと体を乗り出したり、縁石によじ登ったりすることもある。少しでも目を離すと、思いもよらない行動を取るときがあり注意が必要だ。
また、釣りに退屈して歩き回っているうちに迷子になる場合も。安全といわれている場所でもどこに危険が潜んでいるかわからないため、子どもから目を離してはいけない。
初めてで自分だけでは心配な場合は、釣り堀を利用するとよい。安全に釣りがしやすく、スタッフがいるため安心して楽しめるだろう。
■初めての釣り体験をより楽しくするために、安全対策は必須
自然相手の釣りでは子どもに配慮した場所は少ない。手すりもない場合が多く、足場も悪い。それでも海の生き物と触れられる体験は貴重であるため、安全に気を配ることができれば、子どもにとって楽しい思い出となるだろう。いい思い出にするためにも、大人がマナーを教え、危険を未然に防ぐことが必要だ。この夏釣りをはじめてみようと考えている親子はぜひとも参考にして欲しい。