■林道白滝線

林道白滝線からは天気がよければ日本海も遠望できる

 林道白滝線は山口県北西部の白滝山南麓から始まり、白滝山を北に抜け日本海に至る林道である。

 風車ができる前は、オフロードバイクで走るのもたいへんな荒れた林道であった。しかし現在は、比較的気軽に林道白滝線の絶景を楽しめる舗装林道である。筆者が乗るのはオフロードバイクだが、オンロードバイクでも心配はない。

林道白滝線にある、山口県の特産品“夏みかん色”のガードレールは山口県オリジナル

 白滝山南麓にある林道入口から尾根までは、ヘアピンカーブが連続する。道幅はあまり広くない。見通しも悪いので、対向車には注意したい。またいくら走りやすい舗装路とはいえ、林道である。路肩には落石や浮き砂があるので、スピードを出さずゆっくり走ることが大切だ。

上から降ってきそうな白滝山の風車群

 標高が上がり稜線に出ると、すぐに大きな風車が見えてくる。風車は山の下から見てもかなり大きいのだが、間近で見ると圧巻だ。見渡せば周囲の稜線に風車が並び、独特の風景が広がる。

 ゆっくり走れば林道脇に白滝山山頂へ向かう登山道入口の看板が見つかるかもしれない。この入口からは40~50分程度で山頂に到着する。体力があれば訪れてみるのも良いだろう。

 なお絶景ポイントは舗装済みだが、林道白滝線はまだ全線開通していない。奥に行けば道が荒れていたりする。走行が厳しいと感じた場合は、すぐに引き返す勇気も大切だ。