本州から北海道へのアクセスといえば、飛行機を思い浮かべる方も多いかもしれない。しかし、充実しているフェリー航路も、キャンパーやバイカーのファンが多い。荷物の多くなりがちなキャンパーにとって、メリットの大きいフェリー旅。今回は、本州から北海道へキャンプに出かける際、ぜひ選択肢に入れたいフェリー旅の魅力を紹介したい。

■北海道行きの航路が充実!

全国から北海道へ。北海道行き航路一覧(画像提供:公益社団法人北海道観光振興機構)

 全国各地から北海道へ向かう航路は意外に多い。各航路の詳細は、各船会社のほか、北海道観光振興機構の運営するWEBサイト「フェリーで行く北海道(https://www.visit-hokkaido.jp/ferry/)」からも確認できる。「【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE! (https://www.visit-hokkaido.jp/)」で、立ち寄るスポットを探すのも楽しい。

 今回は、首都圏から最もアクセスのよい「大洗港」を出港し、札幌にほど近い「苫小牧港」を目指す商船三井フェリー「さんふらわあ」を例に、フェリー旅の魅力を探っていこう。

■マイカーとともに乗船!

乗船待ちのマイカー・バイクの列(写真:佐藤麦)

 荷物の多いキャンパーにとって、フェリー旅の最大の魅力は、マイカーやキャンピングカーと一緒に乗船できる点だろう。バイクや自転車と乗船できることから、道内へツーリング・サイクリングに訪れるバイカーやサイクリストからも人気が高い。

 乗船の際は、出港数時間前にはフェリーターミナルに到着し、チェックイン手続きを行う必要がある。予約の際に、乗船の流れを確認しておこう。商船三井フェリー「さんふらわあ」では原則、運転者は車、同乗者は徒歩での乗船となる。