ロードバイクのパンクは誰しも遭遇するトラブルだが、頻度は1年に1回程度と多くはない。しかし、対応できないと出先からの帰宅は困難になってしまう。

 本記事では、「道具はあるけど使い方がわからない」「パンク修理をしたことがない」といった方に向け、パンク修理に必要なアイテムとその方法を紹介する。

■パンク修理に必要な道具

絶対に必要な道具は3つ。「自転車のチューブ」「タイヤレバー」「携帯空気入れ」(写真:たのけん)

 パンク修理とは「穴の開いたチューブを新品に交換する」作業である。このときに必要なものは「新品のチューブ」とタイヤを外す「タイヤレバー」、空気を入れる「携帯ポンプ」。この3つがあればパンク修理をすることができる。

■手順1 ホイールを外す

修理の際は自転車を上下反転させよう(写真:たのけん)

 パンクに気が付いたら、安全な路肩に止めて自転車の上下を反転させよう。この際にサイクルコンピュータやライトは地面に接触する可能性があるため、外すことを忘れずに。

後輪を外す際は、アウタートップにすることを忘れずに(写真:たのけん)

 後輪を外す場合は、ギアをアウタートップと言われる1番重いギアにする。この方が後輪が外しやすいので、ぜひ覚えておいてほしい。

 次に前後のホイールを固定しているパーツ「クイックリリースレバー」を緩めてホイールを脱着する。

チェーンのテンションや変速の調整の役割を担う「リアディレイラー」を上げて後輪を外す(写真:たのけん)

 クイックリリースレバーを緩めた後、後輪を外す場合は「リアディレイラー」に対して、写真矢印の方向へ力を加える。すると、解放され簡単に外すことができる。