■ミニマリスト

 ここ数年のアウトドアブームに伴い、よく使われる言葉に“ミニマリスト”がある。ミニマリストとは、自分にとって不要なものを手放して、必要なものだけを手元に残すライフスタイルのことを指し、特にアウトドアとは相性が良いと言われている。

 というのも、携帯性の高さが求められるアウトドアにおいて、コンパクトにまとめられるなど、より容量の小さいものを持つことは、大きいものや重いものを持ち運ぶときと比べた場合、体力的に楽だったり、行動範囲を広げることができるなどのメリットが増えるからだ。実際、登山などのアクティビティにおいてはこれが顕著で、最近では多くの登山愛好家がなるべくミニマムな格好や荷物を持って楽しんでいるという。

■深山小刀

 今回紹介するのは、ミニマリストを目指している人やミニマリストとなって活動しているアウトドアフリークに使ってもらいたいミニマムなナイフ、EVERNEW(エバニュー)の「深山小刀(みやまこがたな)」だ。

シンプルなのに美しい外観を持つ小型ナイフ

 大きさは、全長113mmと片手で収まるコンパクトなサイズ。重量は12gと重さを感じないほどの軽さが特徴。

手のひらに収まるコンパクトサイズ

 素材は刃物用ステンレス鋼を採用しており、鞘(シース)には特殊防刃生地を使っているため、安心して持ち運べる仕様となっている。

鎖帷子のようなシース

 メーカーのホームページを見てみると、"山で使いたい刃物を形にした"と書いていることからも、おそらく登山用として開発されたのだろう。なるべく荷物を減らしたい登山での調理もこれひとつあれば、荷物にもならないため、かなり重宝するのは間違いなさそうだ。また8寸(約24cm)ほどのイワナをギリギリ捌けるサイズとのことなので、登山中に源流でイワナを釣り、その場で捌いて喰らうような使い方ができるのも深山小刀ならでは。

登山やソロキャンプでの調理に最適