■登山に日本酒?
登山における裏目的といっても過言ではない時間が食事どき。急な山道を歩いて疲れた体をエナジーチャージしてくれるだけでなく、楽しく幸せな時間を我々に提供してくれる欠かせない儀式と言える。自然を眺めながら食べる食事は格別で、この時間はある意味究極の贅沢と言えよう。
このとき、食事のお供としてよく飲まれているのがコーヒー。登山を嗜んでいるときには水やスポーツドリンクを摂ることが多いが、リフレッシュタイムにはコーヒーが欠かせない。疲れた体だけでなく、心も落ち着かせてくれるので、この時間を楽しみにコーヒーキットを持参している人を多く見かける。
そして、他に意外にも人気なのが日本酒。特に、酒好きの人は好んで選んでいることが多い。ここでビールではないの? と思いそうだが、ビールには炭酸が入っているため、揺れるリュックの中には不向きともいえる。
■日本酒とお猪口
山の上で美味しい食事と共に日本酒を嗜む。もちろん、日本酒を飲むのに紙コップを使えば事足りるが、どうせならこだわりの道具を使って美味しく飲みたい。というのも、アウトドアはただ単にアクティビティをこなせば良いのではなく、美味しく食事を摂ったり、飲むことも併せて、ひとつのレクリエーションとして完成されるからだ。
そこで、日本酒を飲むための道具にもこだわりたい。もちろん、その道具とはお猪口のこと。日本酒を入れてちびちびと飲むのは酒好きにはたまらない儀式と言える。やはり、コップに入れて飲むよりも数段美味しく飲むことができるお猪口は日本酒には欠かせない。
しかし、一般的に使われるお猪口は陶器製のものであるため、山へ持って行くとなると割れるというリスクが生じるし、正直持って行くには相応の勇気が必要となる。そこでオススメしたいのが割れない金属製のお猪口。これであれば安心して持って行けるし、現地で心置き無く日本酒を楽しむことができる。