■ドローンの活躍の場は拡大の一途

ドローンで撮影した枚方市内の上空(写真提供:JUAVACJドローンエキスパートアカデミー大阪枚方校)

 ドローンの飛行には「飛行禁止空域」と「守らないといけない飛行の方法」がある。禁止空域での飛行や、飛行の方法によらない飛行を行う場合は許可を受ける必要がある。詳しくは国土交通省ホームページを確認してほしい。

※国土交通省HP:https://www.mlit.go.jp/koku/content/001465741.pdf

 また、国土交通省データによると、ドローンの飛行申請件数は2016年度は1万3535件だが年々増え、2021年度は7万5049件と急激に拡大している。用途は上空からの撮影、農業散布、空からのデータ採取による測量のほか、災害時の建物や被災場所の点検、物資輸送など多岐に渡る。さらに活用の幅を広げようとあらゆる分野で試行錯誤されており、一例として自治体が企業や大学と連携し、過疎地の高齢者に向けて食料品や弁当の配達サービスを実証実験するなど、社会の課題解決でも活躍が期待されている。ドローンの可能性はまだ未知数で、これからさらに広がっていくのは間違いないなさそうだ。