■出走前に押さえておきたいポイント

 今回紹介したすべてのライドに言えることは「サポートがない」こと。道中で走行不能になっても自力で帰宅しなければならない。

 意外と多いトラブルが、シフトワイヤー、ブレーキワイヤーが切れてしまう事例。ワイヤーをいつ交換したのか覚えていない場合は、ライド前に交換しておくとよいだろう。目安としては3000km前後で交換するのが望ましい。

 また、自転車を収納できる「輪行袋」は絶対に持って行くべきアイテムのひとつ。これがあればトラブルに陥った場合でも、最寄り駅まで移動して電車を使って帰宅することができる。

輪行袋は小さいものだとボトルと同等のサイズになる(写真:たのけん)

 失敗時のことも事前に考慮すれば、挑戦する敷居が低くなるデスライド。筆者も走っている最中はとても辛く感じ、「2度と走るものか」と思いながらペダルを回していたが、時間が経つと再び走りたくなるから不思議なものだ。

 今回紹介したライドイベントは、全てサポートのない自己責任のライドイベントである。最初は難易度の比較的やさしいブルベ、200kmから挑戦することをオススメする。