蒜山(ひるぜん)高原のすぐ近く、鳥取、岡山県境に三平山(みひらやま・標高1010m)という地元以外では余り知られていない山がある。
大山や蒜山三座(上蒜山、中蒜山、下蒜山)、さらに天気が良ければ日本海を望むことができる。絶景もさることながら、登山口から山頂まで45分ほどで登ることができるのも初心者にとってはうれしい。
今回は、蒜山、大山といった名峰ではなく、あえてマイナーな秀峰・三平山の魅力を紹介する。
■三平山登山口までのアクセス
三平山は、「西の軽井沢」と言われる蒜山高原の西端に位置する。蒜山や大山の山塊からはやや離れており、独立峰の趣がある。米子自動車道の「三平山トンネル」が山の北麓を貫通している。
最寄りのインターチェンジは、岡山側は蒜山インター、鳥取側は江府インター。両インターから国道482号で県境へ向かい、県境の内海乢(うつみたわ)から山道を南へ入る。三平山森林公園を過ぎるとまもなく駐車場が見えてくる。登山口の南にはトイレも完備されている。