今年も日本列島を桜前線が通過して行ったが、冬の間の豊富な降雪のおかげで山間部のスキー場の積雪はしっかり残っている。北海道でもゴールデンウィーク(GW)がスキー納めという人は多く、多くのゲレンデスキーヤーが最後の滑りを楽しんでいる。
■北の大地のGWは春スキー!
札幌近郊では札幌国際スキー場、中山峠スキー場が平日も含めて営業中。キロロリゾートや手稲ハイランドは週末、休日のみの営業。他にもニセコ方面や富良野のスキー場も営業しているので、ドライブがてら各地のスキー場をハシゴするのも一つの楽しみ方。
■雪質・コンディションを見極めるのが秘訣!
春のゲレンデは、朝はカチカチ、午後は重いザクザク雪……というイメージの人が多いかも。そのようなコンディションは通常、上級者が楽しめる難しい条件だが、ゲレンデには初級者や子どもも楽しめるゴールデンタイムが存在する。
それは、夜中に凍ったゲレンデが緩み始めて、ザブザブになる一歩手前の状態。その時間帯は気象条件によって変わるので一概には言えないが、ゲレンデのコンディション変化を見極めて滑れば、春スキーは快適そのもの。寒さに凍えることもなく、小さな子どもにも優しいポカポカ陽気の春スキー。
■アウトドア経験を生かしてツウな楽しみを!
斜面の向きがいろいろな方向(方角)を向いている、コースバリエーションに富んだスキー場は好都合だ。そのようなスキー場なら、日の当たるタイミングでコースごとに雪が緩んでいくタイミングが異なるため、コンディションの良いコースを転々としていくのが“通(ツウ)”な楽しみ方ともいえる。
朝は日の当たる東向きの斜面から緩み始め、南、西と、気温だけでなく日射の影響によって、ゲレンデの緩んでいく斜面が変わっていく。
日頃からアウトドアで培った経験を生かし、初心者や子どもをうまくエスコートして滑りやすい斜面に連れて行けば、きっとハッピーな一日をすごせるはず!