■開眼する前の「ドラゴンアイ」

まだ中心部が現れておらず「開眼」していない「ドラゴンアイ」 (写真:ブラボーマウンテン編集部)

 開眼せずとも「目」のように見える「ドラゴンアイ」は、自然が作り出す絶景。雪解けの進行によって丸く円を描くように青い水が溜まり、そこが角膜のように見え始める。

 ここから中心部が溶けて瞳孔ができ、開眼する過程を想像しながら見るのもよいだろう。開眼するまで何度も訪れる人がいるほど、観る者を魅了して止まない景色と言える。

■頂上周辺で大自然を満喫

八幡沼を見渡せる展望スポットから撮影(写真:ブラボーマウンテン編集部)  

 頂上周辺には高原や湿原のなかを気軽に散策できる「八幡平自然探勝路コース」がある。コース途中にある八幡平頂上には展望台があり、鳥海山、岩手山、八甲田山などの山々を望むことができる。すばらしい眺望を堪能しよう。

 「ドラゴンアイ」の見頃時期にはまだ残雪があるため、トレッキングシューズや長靴を履いて行こう。日差しが強いため、サングラスも持って行くとよい。コース内には、山小屋、トイレ、ベンチがある。お弁当を持ってゆっくり散策するのも気持ちがよい。

 また、「ドラゴンアイ」の観察日記をアップしている八幡平リゾートのHPもチェックしよう。過去の観察日記もあり、「ドラゴンアイ」の画像を見ることができる。

 1年の内、数日間限りで現れる自然が作りだす絶景「ドラゴンアイ」は、白い残雪の上に青い眼が現われ、八幡平の春を告げるように開眼する。希少な絶景は一度は見てみたい。見ることができればラッキーだ。

八幡平リゾートHP https://www.hachimantai.co.jp/topics/30733

●八幡平 森の案内所(八幡平パークサービスセンター)

住所:岩手県八幡平市松尾見返り峠下
電話:090-2270-8205
営業時間:Facebookにアクセス(豪雪地帯のため夜間や悪天候、路面状況により規制がかかる場合がある)
アクセス:盛岡駅からは「八幡平自然散策バス」が運行されている

http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/archives/14759/

八幡平パークサービスセンター (自然公園財団八幡平支部) https://ja-jp.facebook.com/hachimantaiPSC/?msclkid=74e96ef8bbe011ec8f0f9108b012ac2e