長野県でも桜前線が北上してきて遅い春がやってきました。街は満開の桜で賑やかになってきました。このタイミングで気になってしまうのが、安曇野市にある「光城山(ひかるじょうやま)」です。

 登山道に沿って桜並木があり、山頂までの標高差は300mちょっと。花は麓から順に咲いていき、一週間ぐらいで山頂が見頃となります。山登りを楽しみながらお花見が出来る特別な山です。

■お花見登山で大人気!

水筒と少しの行動食を持って出発!

 ハイキングルートとして親しまれている山ですが、お花見しながら往復すると2時間程度は必要。水筒と行動食を持って歩いてきました。実はこの日は別の山に登っていたので、雪山登山の装備しかなかったのですが、帰宅途中に桜の様子が気になり立ち寄ってきました(2022.4.12)。

 山頂の標高は912mで、登山口から歩いて1時間ほどで山頂にたどり着きます。桜の時期は大変人気で、多くの人が登ります。運動靴でも登れますが、下りは滑りやすいこともあるので注意が必要です。

 平日の夕方でしたが、たくさんの人が訪れていました。例年より暑い日が続き、一気に開花したように感じます。夕方だから涼しいかなと思いきや暑かった……。でも見上げると桜!「綺麗だなぁ」ととても幸せな気分でした。しかし「木の根っこにつまずかないようにしくちゃ!」と、やはり注意深くなる上り坂です。桜を愛でながら、応援されているような気分で足どり軽く楽しんで登ってきました。

■一気に進む開花!

麓から中腹までは満開だった

 初夏のような気温が続き、4月なのに半袖で過ごすような日々となり、長野や松本の桜も一気に満開となりました(こんなことは珍しい)。光城山の様子はというと、木々にまだ葉はなく足元の草も少し青くなったくらいで、まだ茶色い景色の中に桜が咲き始めている不思議な雰囲気を感じました。

2018年は4月下旬が見頃で登山道も緑が綺麗でした

 毎年訪れているので変化をよく感じることができます。今回は下山しながら中腹の満開の桜と常念岳を眺めることができ最高でした。夕方だったので、常念岳はシルエットとなってしまいましたが……。 北アルプスの展望も素晴らしい光城山、歩き足りない方は長峰山まで歩くのも良いと思います。まだ私は行ったことがありませんが、次は行こうと思っています。

私が出会った満開の桜

 今回、山頂にもすでに満開の桜の木もありました。開花には少しずつ時差があるので、訪れたときに自分だけの満開の桜に出会えるかもしれません。