■春ならでは!  冬とは違う春のスキー場の魅力

●ズバリ暖かい!  柔らかい雪!

柔らかい春の雪は滑走フィーリングもソフトで気持ちいい

 1日のなかで雪のコンディションの変化が大きく変わりやすいのが春の特徴。晴れた暖かい日ほどゲレンデの状態も変化しやすい。朝は硬く締まったバーンで爽快な滑走フィーリングを楽しむことができる。時間が経つと、気温や日射の影響で雪はどんどんと(溶けて)緩む。スピードは出づらいが、優しく衝撃を吸収してくれるので安心感がある。

●空いている可能性が高い!

「栂の森ゲレンデ」雪の状態もバッチリ! 空いていて滑りやすい。「つがいけマウンテンリゾート」

 春スキーシーズンは滑走の魅力にどっぷりとハマったスキーヤーやスノーボーダーの割合が高い分、全体の来場者は減っている。人気のスキー場でもトップシーズンに比べれば、リフトやゴンドラの待ちがほとんどないことが多い。ゲレンデも空いていて快適だ。むしろ初心者の練習にうってつけだと思うのだが……。

●行き帰りのドライブが楽!

志賀高原の奥にある「焼額山スキー場」。道中トンネル内は一部凍っていたが、後は乾いた路面だった(2022年3月25日撮影)

 山の上は凍結している可能性もあるので、スタッドレスタイヤなどの滑り止めは必要だが、雪上走行の割合は少なく、真冬のドライブに比べればずっと運転しやすい。宿泊しているうちに車が雪で埋まって出るのにひと苦労!  そんなこともないだろう。

●合わせてお花見もできる!

GWに入ったばかりの長野県飯山市郊外、千曲川沿いの景色。菜の花、桜も咲いている(2021年4月25日撮影)

 スキー場のある雪国の春は遅い。4月に入ってから桜が咲くところがほとんどだ。なかにはGWに見ごろを迎える桜の名所もあるくらい。他にもりんごや桃、菜の花などの花の時期が一斉に(もしくは連続して)訪れるので、行き帰りのドライブの楽しみが増えるだろう。