「桜は咲いたけど…… まだまだ滑れる！」冬より楽しい？【2022年春スキーの魅力】｜スキー＆スノーボード｜ニュース

　豊富な降雪に恵まれたスノーシーズンだったが、3月に入り急速に春めいてきた。ソメイヨシノなどの開花も進んでいる。

　一方で豪雪地帯や標高の高いスキー場はまだまだ豊富な積雪があり、スキーやスノーボードの滑走を十分に楽しむことができる。雪の量が落ち着く3月下旬からオープンするスキー場もあるくらいだ。

■ラスト！？パウダー狙いで栂池へ

　この時期は「三寒四温」。まだまだ新たな降雪も期待できる。急に冷えた数日間、南岸低気圧の通過とともにまとまった降雪があった。シーズン最後になるかもしれないパウダー（スノー）滑走を狙って「HAKUBA VALLEY つがいけマウンテンリゾート」へ。スキー場上部の「栂の森ゲレンデ」では20cmほどの新雪が積もっていた。ただ、すでに気温が上がり雪の状態は…… それでも冬の名残りを噛み締めるようにじっくりと滑りを楽しんだ。

せっかく積もった新雪もあっという間に溶けていく。フレッシュなうちに滑りたい（撮影：渡辺佐智）

　積雪量は豊富でゲレンデの状態もよく、ベース付近の「鐘の鳴る丘ゲレンデ」でも広々としたバーンを気持ちよく滑ることができる。さらに標高の高い「栂池自然園」まで運んでくれる「つがいけロープウェイ」の運行もしている。まだまだ春スキーの季節は始まったばかり。この後の天候次第だが、GW（連休）まで滑走を楽しめそうだ。

つがいけマウンテンリゾート：https://www.tsugaike.gr.jp

■圧雪バーンの爽快感・を求めて志賀へ

焼額山スキー場名物の「オリンピックコース」。急斜面だが、朝イチなら圧雪の具合が良く滑りやすい

　雪質の良さと圧雪斜面の滑走の気持ち良さを求めて、「志賀高原焼額山スキー場」へ。朝一番は放射冷却で、この時期としてはかなりの冷え込みだった。しっかりと圧雪されたグルーミングバーン（圧雪車でコーデュロイ状に綺麗に整えられた斜面）はよく締まっており、スキーもよく走ってくれる。連続してターンを刻み、コースを滑り降りる快感に身を委ねた。　