どうです? なんじゃこれ、って感じでしょう?
この景色の正体は、引いていく時に平らな岩礁に残された潮溜りに、鏡のように空が反射したもの。つまり、条件の違いこそあれど、本家のウユニ塩湖と同じ現象から生まれた景色なのである。
■「和歌山のウユニ塩湖」に出会える条件
「和歌山のウユニ塩湖」に出会うには、いくつか条件がある。
まず、ちょうど良い潮位を狙うことが絶対条件。満ち過ぎると一面ただの海になってしまうし、引き過ぎると岩場になってしまう。満潮の状態から引き始めた潮位が150〜140cmくらいのタイミングを狙うのがベストだ。
また、水面の反射が作り出す絶景なので、雨や風で水面が乱れてしまうと見られない。風のない凪の状態も発生条件となる。
昼間の青空を写し込んだ景色も美しいが、西向きの浜という地理的特徴上、海に沈む夕日との組み合わせこそが「和歌山のウユニ塩湖」の真骨頂と言えるだろう。
ちょうど日没の時間帯に良い潮位が当たるのは、月に2回ほど。単純に計算して、年に24回のチャンスがある。その中でも「天気が良く、波も風も弱い日没」と考えると、最高の絶景が見られるのは年に数回あるかどうか。
田辺観光協会ホームページでおすすめ日時が紹介されているので参考にしたい。